新ユニフォームについてお聞きしました。

山内純子客室本部長 皆さんの意見がそこかしこに。だから、「僕の」と言うより「皆さんの」ユニフォーム 

新ユニフォームをデザインした、田山淳朗さんが登場。田山さんが「苦労がなかった」と語るそのワケは?こだわりなども教えて頂いたので、これを読んでからあらためて新ユニフォームを見ると、きっと新たな発見があるはずです。



田山 淳朗 (たやま あつろう)|1955年生まれ
1982:株式会社エー・ティー設立 “A.T"発表
1991:パリ プレタポルテコレクション参加 “ATSURO TAYAMA"発表
1997:第40回日本ファッション・エディターズ・クラブ賞、デザイナー賞受賞
2005:春〜 ANAグループ新ユニフォームのデザイン担当
    (キャビンアテンダント、グランドスタッフ)

今回、ANAからユニフォームの制作の依頼があったときの印象は?
ファッションデザイナーにとってユニフォームのデザイン、その中でも航空会社のユニフォームのデザインというのは、最高のレベルでありますし、また国際的、社会的でもあります。そういう意味では、純粋に嬉しく、やりがいを感じました。これは、一番初めの正直な自分の気持ちです。

どういった形で、お仕事を進められたのでしょうか?
ユニフォーム作りに入っていく際には、働いている方々の改善要望や非常に気に入ってる点などをしっかり抑えていきました。そのあと自分のデザインを始めようと決めていましたので、まず皆さんと話し合う作業から入りました。

直接CA(客室乗務員)やGS(グランドスタッフ)にヒアリングなさったのでしょうか?
そうです。それを入り口にしました。
ヒアリングを済ませ、施設関係等の資料やコンセプトを把握した上で、服作りにおいて
それらを反映させる際にどのような点で苦労されましたでしょうか?
苦労というのはなかったですね。まずはじめにみなさんの意見を聞いてよかったです。通常、デザイナーが作ったあとにクライアントに見せる、という進め方でやるために練り直しが多いのですが、今回は、はじめに伺った様々な意見が、まずデザインや素材作りに当たってのヒントになりました。
今回のユニフォームで特にこだわっているところはどのような点でしょうか?
まず素材はストレッチ素材を使い、デザインはストライプにしました。そこにラメを入れてやさしさや優雅さ、エレガントさを出そうとしました。形は、今までの形よりも非常にコンパクトなデザインになっています。これは機能的なことも考えてのことです。また今らしさを考慮に入れ、ユニフォームと日常服との距離間をなくそうとしました。急にユニフォームという世界に入るのではなく、自然に入っていけるようにしました。
田村氏デザイン画

最後に5月1日から新ユニフォームを着用するCA(客室乗務員)やGS(グランドスタッフ) 、それを見るお客様に対して
メッセージをいただけますでしょうか?
今回は、初めの段階でお客様を含め、皆さんの意見を聞いて一緒に作っていきましょう、というスタンスになり、それがそのまま最後まで続き、絶えず意見を交換し、実現できました。僕のユニフォームというよりは、皆さんのユニフォームですので、スタッフの方には誇りをもって自信をもって着て頂きたいと思います。また、お客様にとっても一緒に作っていただいたユニーフォームであるということで、楽しみにしていただきたいと思います。

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