ANA Latte Special '09.11 鹿児島

日本人の安らぎの原点へ:静けさが宿る、パワースポットへ「霧島神宮」

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苔むした手水舎の龍が時代の流れを感じさせてくれます。これは、肥後(熊本)を代表する石工、岩永三五郎氏によるもの。

深い緑に抱かれた神々のふる里

 西郷隆盛や坂本龍馬など、幕末のイメージが強い鹿児島ですが、太古の昔、古事記にも描かれた神話の里でもあるのです。日本神話の中に出てくる天孫降臨の神様、ニニギノミコトを祀る霧島神宮を訪れました。霧島神宮は6世紀に創建されたと言われる古刹中の古刹。もともとは、ニニギノミコトが天より舞い降りたと伝えられる地、高千穂峰にあったのですが、火山噴火による焼失が繰り返され、現在の地に移転されたのだそうです。
 1715年に再建された朱塗りの社殿は、そのあでやかさから「西の日光」とも言われています。境内には樹齢七百年の老杉が生い茂り、参拝客をそっと見守ってくれているような静けさが漂っていました。
     

日本初の新婚旅行先に選ばれた場所

 実は、ここ霧島神宮は、幕末の志士、坂本龍馬にもゆかりのある場所なのだそうです。寺田屋事件で襲撃を受けた坂本龍馬は、妻おりょうとともに霧島温泉郷に湯治に訪れ、霧島神宮に参拝したのだとか。参道から三の鳥居へ至る広場に、坂本龍馬・おりょう夫妻の看板が置かれていて、当時のことが記されています。霧島温泉郷、霧島神宮、高千穂峰など、二人の辿った足跡は、今では人気のウォーキングツアーになっているようです。
 あでやかな社殿、生い茂る老杉が醸し出す、しんとした静けさを二人はどのような思いで眺めていたのでしょうか。

霧島神宮へのアクセス

霧島神宮に古くから伝わる、天孫降臨の神話に登場する九人の神々にちなむ「九面」(非公開)。九面=工面から、商売繁盛などのお守りにもなっています。

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