art-Memory:遊びごころがつまる陶器 「楽天陶社」
「今回の旅で新しく知った“アートな北京”の魅力を持ち帰りたいな」と思い、胡同沿いにある陶器屋「楽天陶社」を訪れました。大きさも形もさまざまな、かわいらしいコーヒーカップのディスプレイに惹かれたのです。ここは、若手クリエイターたちが手がけた陶器作品のセレクトショップ。ショップというよりも、ギャラリーという言葉の方がぴったりな店内には、茶器やカップにこだわらず、16〜17世紀の陶器のかけらを利用したアクセサリー、陶製のボタンのほか、小さな陶製の蝶が付けられた洋服まで展示されていました。「陶器=食器類」という発想はすっかりとくつがえされてしまいます。求めていた中国らしいモダンアートのおみやげがここなら見つかりそうです。
とくに惹かれたのは、こちらの陶製のボタンとコミカルな鳥のお皿。ともに、焼き物の名産地で有名な景徳鎮の陶芸学校に所属するデザイナーさんの作品です。ボタンを考えるなんて女性ならではですよね。
若手クリエイター集団は、日本人も含めて15人ほどで結成されているそう。その筆頭である、イギリス生まれ・香港育ちのオーナーの作品からは、国境を越えて暮らしてきた彼ならではの「自由なかたちを表現したい」という気持ちが伝わってくるようです。斬新な発想に刺激を受けたからでしょうか、「この小皿はアクセサリープレートで使えるかも」「マグカップを花瓶にしてもかわいいかしら」と、さまざまな使いみちが浮かんできます。「いつもとは異なる視点で見てみること」。すてきな陶器に触れ、アートな生活を楽しむアイディアをいただきました。
ライトに照らされディスプレイされているこちらのお洋服、実は陶製なのです! 小さな蝶が布に隙間なく敷き詰められています。時間をかけて作られた繊細な作品には驚かされますね。
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