ANA Latte Special '07.11 上海
  若い役者が多い雲峰雑技団。もっとも小さい子で、12歳から舞台に立っているのだそう。それでも5、6歳から入団しているから、すでにベテラン。

伝統と最新の雑技に触れる

「中国に行ったら雑技を観なくちゃ」。そんな言葉に誘われて、劇場を訪れました。上海雲日之木雑技芸術団(シャンハイユンリージームーザージーイーシュートゥアン)は、2004年にできたばかりの比較的新しい雑技団。とはいっても、難易度の高い技では上海随一との評判もあり、おのずと期待が膨らみます。音楽とともに現れたのは、きらびやかな衣装を身にまとった演技者たち。ニコニコと微笑みながらも舞台上をところ狭しと駆けめぐります。オオッと観客がどよめいたのは最初の大技、「ポールクライミング」。体をほぼ水平に保ちながら、ポールをぐんぐん昇っていく難易度の高い技の数々に、大きな拍手がなかなか鳴り止みませんでした。

モーターバイクでクライマックス

この雑技団は演技者が若く、その多くは子どもの頃から親元を離れ、合宿生活を送っているのだそうです。若い演者が多いためか、雑技は驚くほど躍動的でアグレッシブ。といっても、ただアグレッシブなだけではありません。壺を使ったコミカルなもの、映画「タイタニック」のテーマ曲にのせて演技するドラマティックなものなど、バラエティに富んでいます。そして、いよいよ演技はクライマックス「モーターサーカス」へ。金網でできた大きな球体が運ばれてきました。そこに1台のバイクが登場し、球体の中を駆け巡ります。バイクは、2台、3台、4台、5台と増えていき……。同時に猛スピードで球体を駆け巡る様子は、観ている方も目が回ってしまうようです。今まで以上に大きく長い拍手に包まれて、すべての演技が終了しました。いつまでも興奮が覚めやらない夜でした。



10個以上ものグラスを、両手足、頭を使って持ち上げます。驚くほどの体の柔らかさに思わずため息がもれます。
 
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