ANA Latte Special '07.10 佐賀・長崎
街並みをつなぐ橋は、瑠璃色の陶器のかけらで見事なちぎり絵が描かれていました。素敵ですよね。

伝統工芸を生み出した街へ

大川内山の歴史は古く延宝3(1675)年に始まります。佐賀鍋島藩の御用窯として造られた街並みは、山間にひっそりと佇み、まさに“秘窯の里”と呼ぶにぴったりの場所。こちらで造られた焼き物が伊万里焼の前身となったのですが、目を見張るのはその色彩の美しさ。特に「色鍋島」は、白磁に赤と緑と黄色の3色を基調として造られています。昔のお殿様に献上するためのものですから、心を込めて丁寧に塗っていたのでしょう。街を歩いているとき、足を何度も止めて見とれてしまう繊細な磁器が多く飾られていました。

伝統を守りつつ、新しく創造する窯元

大川内山の入り口を登ったところに窯元「畑萬陶苑」はあります。店内には色鍋島、鍋島染付、鍋島青磁とさまざまな伊万里焼が並んでいました。「窯元により色は異なりますが、うちは強い色合いが特徴なんです」とは4代目の伝統工芸士である社長の言葉。“伝統継承”と“新しい創造”をテーマに創作されているそうで、現代風の可愛らしいモチーフの焼き物も多く目にすることができました。300年以上続く伝統の技。「新しく生み出したものも時代が流れていつか伝統になる」と語ってくださった言葉がとても印象に残っています。



1Fにはさまざまな伊万里焼が並べられています。2Fは見学できる工房とギャラリーになっています。職人の繊細な技に見入ってしまいました。

 
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