国際線ではさまざまな国のお客様がご搭乗になり、それぞれの文化や考え方の違いがあるため、お客様が求めていることもさまざまです。路線によっては日本語も英語もわからないお客様に出会うことも少なくありません。そういったお客様のニーズにお応えできるよう、細かなことにも気を配るようにしています。その結果、お客様と気持ちが通じ合ったときや、機内で以前ご一緒したお客様と再会したり、名前を覚えていて声を掛けてくださると、とてもうれしく思います。
私の忘れられないフライトのひとつにこんなことがありました。その日、クルーがお褒めの言葉をいただいたので、お客様のところへお話をうかがいに行くと、私の手を握りながら「今日この便に乗れてうれしかった」と涙を流してくださいました。私たちは何か特別なことをしたわけではありませんでしたが、その便ではほかにも多くの方々から「ありがとう」という言葉をいただき、すばらしいお客様やクルーと出会えたことにとても感動し、充実感を得ることができました。
1日に何百人というお客様とお会いし、またその日一緒に仕事をしたクルー十数名全員で同じフライトをするということはほとんどありません。フライトは「一期一会」なのです。だからこそ、一便一便を大切につねに緊張感を持ってフライトにのぞんでいます。






