今月のテーマ*思い出深い国内旅行
 
親友との絆を確かめ合った小旅行|前田CA   両親の愛情を改めて感じた夜の出来事|今野CA
思い出深い国内旅行と言えば、2年前に高校時代の友人と一緒に高松にいる親友のところへ遊びに行ったときのことです。久々に親友に会えるうれしさが込み上げ、前日は気分が高揚して眠れませんでした。1泊2日の旅でしたが、今思い出しても「よくあんなに食べたなぁ……」と驚くほどさまざまなものをいただきました。お寿司、スイーツ、名産品の讃岐うどん。うどんに至っては、数軒をはしごしたほどです。大好きな友人たちと一緒だったせいか、その味はいっそう格別に感じられました。また途中で通りがかった青空市場では、地元の人々に混ざって高松ならではの食材を購入し、家族へのおみやげにしました。高松で一人頑張っている親友の姿に刺激を受け、離れていても高校時代と同じように互いに切磋琢磨していこう、と新たな意欲が湧いた旅でした。
宮城県仙台市は杜の都として有名な街です。私は小学校の修学旅行で初めてその地を訪れました。初めての土地での出来事は、その場所の印象を大きく左右するものです。小学生だった私たちに用意されていたコースは、遊園地や動物園、松島湾のクルージングのほか、笹かまぼこの試食もありました。目一杯楽しみ、旅館に着くころにはぐったりでした。忘れられないのはその夜の出来事です。「旅館から見える松島湾をテーマに一句詠む」という宿題に頭を悩ませていると、先生から集合の声がかかり、「実は皆のご両親から手紙を預かっています」とのことでした。手紙には私が生まれてからの思い出や、成長への喜びが綴られていました。少しの間ですが親元を離れて一歩成長した夜、両親の愛情を確かに感じながら松島湾を見つめたことを覚えています。返事を書く代わりに、そのとき詠んで褒められた俳句を帰ってから両親に披露しました。「春の夜 漁り火光る 松島湾」

食と自然、人々の温かさに心がなごみます|中川CA   秘湯めぐりを通して感じる日本の「美」|中村CA
北は北海道、南は沖縄までその土地ならではの素敵な場所があり、「ここが一番!」というのは難しいですね。どこにいっても満喫してしまうのですが、そんな中でもやはり私が一番ほっとできるのは生まれ育った富山です。天気の良い日は立山連峰がきれいに見えます。小さいころから見慣れているはずの景色ですが、何度見ても全く飽きることがありません。海と山と川に囲まれているのが当たり前だと思っていましたが、今になってそのありがたみを感じます。地元の方と話をするのもうれしいもので、機内でも方言を聞くと思わず「もしかして、富山の方ですか?」と声を掛けてしまいます。一年を通して食材にも恵まれているので、おいしい食事と日本酒、そして自然を味わいに、みなさんもぜひ遊びにいらしてくださいね。
 
国内旅行と言えば、やはり温泉でしょうか。最近、秘湯めぐりに凝っていて、気になる宿を探しては足を運んでいます。とくに、東北や北関東、九州などの山奥にひっそりと佇む一件宿は古びた建物にも味があり、源泉掛け流しの良質なお湯を心ゆくまで堪能できるので、好んで訪れています。宿に辿り着くまでの間に、いくつかの温泉をはしごし、いろいろな温泉を巡るのも湯の花や匂いの違いをすぐに比べられるので楽しいです。そして、山に囲まれた大自然の美しい景色を目で味わい、その土地の郷土料理を舌で味わい、方言交じりで宿の方に優しい声を掛けられると心がなごみ、日本の「美」は恵まれた地形と四季、そしてそこに住む人々により形成されているのだなと改めて感じます。旅をするごとに新しい日本を発見し、またこの国が好きになります。日本人として最高の喜びを感じるひとときです。

伝統文化を愛する人々の心温かさに感動|青野CA   伝統や歴史とともに進化し続ける街、福岡|河内CA
私はフライトで愛媛・松山に行くたびに、松山をゆっくりと旅したい気持ちになります。松山の「道後温泉」も大好きですが、愛媛が好きな理由のひとつに「砥部焼き」があります。松山には砥部焼きの窯元が数多くありますが、私は「梅山」という窯元のものが大好きです。厚みのあるほっこりとした形の器には鮮やかな藍色と朱色がとてもよく映えて、食卓を華やかに演出してくれます。先日、窯元を訪れたときに、器が完成するまでの過程を間近で見ることができ、ますます器に愛着が湧いてきました。松山ではこの砥部焼きを使用しているお店が多く、「くし秀」という鶏料理のお店や、「大黒屋」といううどんのお店ではすべてのお料理が梅山の器で出てきます。お料理をいただきながら、愛媛の伝統文化を愛する地元の方々の気持ちが伝わってきてとても温かい気持ちになります。心もカラダも温まる愛媛・松山、オススメです!
 
国内で好きな街は福岡です。私の地元でもあり、CAの間で人気のステイ先でもあります。福岡といえば、博多ラーメン、明太子、水炊き、もつ鍋、玄界灘で引き締まった新鮮な地魚……など、味にうるさい博多っ子独特の食べ物がたくさんあります。そしてグルメだけでなく、ショッピング、スポーツ観戦なども充実しています。でも、福岡市内だけが魅力的というわけではありません。以前、地元の友人と、福岡の違った一面を探しに郊外へドライブに行きました。水郷の町、柳川では有名な川下りをしたり、うなぎや柳川鍋をいただいたり、城下町の景色を堪能しながら少しタイムスリップした感じを味わいました。また、とくに南部の秋月や吉井には昔ながらの佇まいやゆったりとした長閑な景色があり、京都の雰囲気にどこか似ていてのんびりと心が癒されました。また、おしゃれな骨董品もたくさんあり、買い物も楽しむことができました。5月には、全国から220万人の人が訪れる博多最大の「どんたく祭り」が開催されます。いろいろな表情を持つ福岡は、大都会でも田舎でもなくて住みやすく、伝統と新しいものを兼ね備えたとても魅力的な街です。

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